2013年03月22日

リスクと財産目録

 不倫は、多大なリスクを伴う行為です。発覚した時に起きる事態の重大さを受け止める覚悟もなく、寂しさや性欲だけに引きずられ、軽い気持ちで身を投じると後悔することになりやすいです。

 離婚に至ったり、子どもから軽蔑されたり、多額の慰謝料を支払わなくてはならなかったり、会社を辞めることになるかもしれない。それに釣り合う「やむにやまれぬ事情や動機」があるか、それを自問してみることは、とても重要なことだと思います。

 不倫が始まる前がベストなのですが、セックスする関係に踏み切る前だったら、それを冷静に判断できます。しかし、自分がどれだけ大切なものを数多く持っていたか、失ってみて初めてわかるのが人間というものでしょう。

 その意味で、自分の財産目録を作っておくことはとても重要だと思います。物理的・金銭的な面だけでなく、精神的な満足・安心といった面にも着目して。その上で、例えば不倫はそれらを失うことにならないか、失っても悔いがないかを考えるのです。

 不倫は罪だからしてはならないというブラックボックスなタブーではなく、自分にとってリスクに見合うだけの価値があるのか、発覚時に自分のしたことだからと納得できるのかを一線を越える前に自問することが、後悔しないためには有効です。


【法律上の罪の最新記事】
posted by 露草 at 07:31 | 法律上の罪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月28日

罪の意識

 パートナーに不倫された時、多くの人が「裏切られた」と感じるはずです。ネット上の不倫相談掲示板などでも、この感情を訴える人が大半です。

 裏切りとは「味方を捨てて敵方についたり、約束・信義・期待に背いたりすること」です。この場合は後半の意味が当たるのでしょう。

 つまり、結婚する時に「一緒に幸せになろう」と交わした約束を破る行為であり、子どもにとっては家庭を守ってくれるという期待を打ち砕かれる行為として受け取られる訳です。

 不倫が露見してパートナーが激怒しているのに、「何がいけないのか、わからない」「だったら、そっちもすればいい」と答える人をたまに見かけます。開き直っているケースも無論ありますが、自分は結婚の時にそんな約束をしたという覚えはない、という人も中にはいます。

 これは結婚観に属する問題ですが、信義や期待に応える生き方自体を否定したり、自分はそう生きないという姿勢は人生観の問題です。それらが自分の望むものに合致しているかは、出来れば結婚前に調べるべきでしょう。

 された側にとっては明らかな罪なのに、相手には罪の自覚がない。性差や育った環境の違いを軽んじていると、根本的な部分がかみ合っていなかったことに、子どもを授かってから気づくことになります。

posted by 露草 at 10:51 | 何が罪か | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月27日

不倫には不倫を?

 金銭面での罪から精神面での罪までは、主に自分の家族や周囲に対しての罪という視点で書きましたが、相手の家族に対しても同様に罪を犯しているのは当然です。

 さて、罪と罰といえば思い出すのが「目には目を、歯には歯を」という有名なフレーズ。一般には復讐を奨励する言葉と受け取られていますが、元々は「他人の目をつぶした者は、おのれの目をつぶされなくてはならない」というように、罪に対応する罰を決めたハムラビ法典にある言葉のようです。

 つまり、「目には目と歯を」はやりすぎなのです。ついでに言えば、どうやらハムラビ法典はいわゆる「法律・法典」ではなく、判例集だったようです。こんなトラブルは、概ねこういう基準で裁かれたといったような。

 そして、他の条文(というか判例)を見ると、すべての罪に対して同じ事を罰として与えよということでもないようです。いわゆる等価交換という形で、同程度の痛みを伴う他の事で償わせるケースもあったようです。

 もちろん、ハムラビ法典の頃とは時代が違うし、現代日本においては不倫は「犯罪」ではないので、それだけで何かを言うことはできませんが、伴侶やその不倫相手の罪に対して、同じことで復讐してやるというのは、あまりぞっとしない態度だと感じます。

posted by 露草 at 16:18 | 罪と罰 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
QLOOKアクセス解析
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。